小笠原諸島父島で水資源機構から借受の淡水化装置運営が軌道に乗る

2011 年 7 月 29 日 in ニュース

小笠原諸島のダム貯水率は、7/27現在、

  • 7月27日 父島50.0% 母島67.2%

となっておりますが、貯水率が最低であった7/21、

  • 7月21日 父島37.8% 母島65.6%

より回復しております。台風6号の影響で7/21から降雨がありましたが、

7/16から運転されていた、淡水化装置が住民に安心感を与えています。

参考記事:平成23年7月25日 (独)水資源機構

世界遺産に登録された小笠原諸島では、台風6号の接近にもかかわらず31年ぶりの渇水が深刻化する一方です。
(独)水資源機構では小笠原村からの要請を受け、7月13日から技術職員6人を現地に派遣しました。現地では、機構の所有する最新鋭の可搬式海水淡水化装置を設置したうえで村の浄水場に対し運転操作の技術指導を行ってきました。現地では、7月16日から22日の7日間で約200㎥の海水を淡水化しました。これは約6.6万人の1日の飲料水に相当します。(小笠原村父島の人口は約2,000人)
水資源機構では、浄水場の担当者が可搬式海水淡水化装置の操作に習熟したと判断し、予定通り技術指導を一旦終えて、派遣職員を23日に離任させました。
今後は村の職員が装置の操作を行います。

※7月16日から22日の7日間で約200㎥の海水を淡水化しました。これは約6.6万人の1日の飲料水に相当ということは、この装置は、1日あたり約9400人の飲料水を確保できるということで、父島・母島の人口と観光客他を含め、およそ4000人程度いると仮定しても十分な飲料水が用意できることになります。今後は、停電や津波などの災害等を考慮して、父島、母島ともにインフラの整備が期待されるところです。

参考記事:2011年7月28日 TOKYO MX

世界遺産に登録された小笠原諸島では31年ぶりの水不足に陥っていますが、小笠原村の父島に今月中旬、海水を真水に変える装置が導入されました。運用が軌道に乗り、渇水対策にも希望が見えてきました。
小笠原諸島では雨の少ない状態が続いていて、父島では7月に入りダムの貯水率は最低で38%まで落ち込み、給水制限が行われています。今回、期間限定で父島に導入されたのはダムなどを管理する水資源機構が所有する海水淡水化装置です。現地で指導した水資源機構の荒井博之さんは「役場に行ったとき、トイレの水がクーラーから出てきた水をためて流していたんです」と話し、渇水の状況に驚いたといいます。
震災時の活用はあったものの渇水支援としては初めてでした。ろ過を応用して真水を作ります。16日から運転を始め、人口およそ2000人の父島で毎日1 万人分に相当する水を作っています。水資源機構の荒井さんは「24時間勤務、3交代制でやりました。装置をこういう場面で使っていただいて非常にうれしい」と話します。これに対し村役場では「これまで作った水だけでも10日は命拾いをした。大変助かっています」と話しています。
装置の設置は8月末までを予定していますが、降水量次第で延長もあり得るということです。

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