小笠原ニュース : アカガシラカラスバト死ぬ
2005年 12月 2日(金)
メスのアカガシラカラスバト死ぬ
絶滅危惧種 小笠原・父島で捕獲
上野動物園(台東区)は一日、環境省のレッドデータブックでも
「絶滅危惧(ぐ)IB類」に指定されている国の天然記念物、
アカガシラカラスバトが、飼育している十二羽のうち
メス一羽が死んだ、と発表した。
このメスは先月中ごろ便に異常が見つかり、その後も
部屋の隅で羽を膨らますなどしていた。
この日の検査で腹に卵が詰まっていることが判明。
正午すぎ、動物病院で死んだことが確認された。
アカガシラカラスバトはハト科で、成鳥は体長約四〇センチ。
体全体は紫を帯びた金属光沢のある黒色で、
頭部が帽子をかぶったように赤紫色。
小笠原諸島から硫黄列島にかけて生息、野生では
五十羽もいないとされる。
同園は二〇〇一年、小笠原・父島で捕獲された三羽を
引き取り、繁殖に取り組んでいた。
死んだメスは、このうちの一羽。飼育下での初繁殖に成功、
計七羽のヒナが育成した。
同園は今秋から別の二羽の一般公開を始めたばかり。
「非常に残念。今後、病理解剖し、原因をつきとめたい」
と話している。 (丹治 早智子)
東京新聞 2005年12月2日
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