船「興洋」が完成

2007 年 3 月 10 日 カテゴリー: blogsニュース

漁業調査指導船:「興洋」が完成 都、築地で一般公開 /東京

小笠原諸島から沖ノ鳥島までの海域で漁場の開拓と監視活動をする
都の漁業調査指導船「興洋」が完成し、9日、中央区築地の
築地市場岸壁で一般公開された。

同船は全長33メートル、幅6メートル、総トン数87トン、14人乗り。
夜間でも他の船が確認できる暗視機能付き監視カメラ、全方位で
魚群を把握できる全周ソナー、水深1000メートルまでの海底地形を
立体的に把握できる装置など、最新鋭機器を備える。
8億4000万円をかけ昨年9月から建造を進めていた。

江東区有明の客船ターミナルで8日開かれた完成式典では、
石原慎太郎知事が「漁業を通じて日本の経済水域を守ることが
国家としての存在感につながる。そのために十分に活用してほしい」と
あいさつ、船に国旗と都旗を掲げ完成を祝った。

都によると、小笠原諸島などの海域では年間10回程度、違法操業の
外国漁船を確認しているという。興洋は今後、他の3隻の
漁業調査指導船とともに漁場開拓と監視活動にあたる。

3月10日13時1分 毎日新聞

© Ogasawara Channel