硫黄島の旅行ツアー・地図・映像などの総合情報
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基本の硫黄島情報
硫黄島とは? (東京都小笠原村)
東京から南へ約1,250km、北緯24度47分、東経141度19分に位置し、亜熱帯海洋性気候であり、小笠原諸島に属するこの島は、硫黄列島と呼ばれる3島の一つで、火山列島、北硫黄島(呼称:きたいおうとう)、硫黄島(国土地理院より呼称「いおうじま」から「いおうとう」へ変更、Iwo Jima⇒Ioutou)、南硫黄島(呼称:みなみいおうとう)と、南北に連なっています。
この島は、第二次世界大戦の戦地であり、およそ2万1900人の日本人が戦死した。戦後は、米国の施政権下となり、1968年(昭和43年)6月26日に日本に返還されます。返還後は、自衛隊の基地として、約400名余りの海上・航空自衛隊員が駐屯し、基地業務の他、島内の維持や気象業務、災害派遣(小笠原の急患輸送)などを行い、日本とアメリカ合衆国との間の相互協力及び、安全保障条約に基づき、滑走路などを米軍と共同使用、NLP(夜間離発着訓練)も実施されています。
現在は、昭和59年に日本政府が火山活動と産業の成立条件が厳しいことから、「一般住民の定住は困難である」と決定して以来、未だ旧島民の帰島が叶わない島であり、また自衛隊の基地として使用しているために、一般の方が、旅行などで上陸することは、難しい状況にあります。
- 硫黄島の面積 約22平方km
- 硫黄島の周囲 約22km
地図は⇒硫黄島の地図/航空写真へ
硫黄島の旅行ツアー 交通・移動手段
一般の方が、旅行などで上陸することは、難しい状況にありますが、年に数回、おがさわら丸にて、父島経由で硫黄島への訪島事業や、旅行ツアーとしてクルーズが行われています。
ツアーは⇒小笠原諸島ツアーへ
訪島事業の映像(平成18年)
訪島事業に島民枠で参加した時に撮影した映像です。硫黄島への関心が高まっている今こそ公開すべきと思い、3時間強の素材を簡単に編集し、9つのファイルに分けました。(撮影 平成18年)
訪島事業(2003年6月20~23日) の写真
訪島事業に参加したN氏より、レポートと写真をいただきましたので、掲載いたします。(※写真については、N氏に著作権があります。)
2003年6月21日(金)
擂鉢山
6月21日。この日は波があった為、上陸できず。若い人にはどうと言う事の無い波だったが旧島民のお年寄りがはしけに乗り移るには、危ないと判断したのかも。この日の写真は全ておが丸の上から撮ったものです。
約150名の参加者中、一般参加の小笠原村民が23名位。また父島母島の中学2年生が移動教室で参加。他に村・都・国などの関係機関からの参加者がいて、大部分は小笠原在住の硫黄島旧島民と内地在住の旧島民及びこの島での戦闘で無くなった方のご遺族でした。この日は上陸できなかった為、夜になって中学生の為に旧島民の方達による戦争体験談や昔の生活の話などを聞かせる時間があり、もちろん他の人も参加できるので、大勢の人が真剣に耳を傾けていました。
2003年6月22日(土)
水平砲
6月22日。この日上陸してまず慰霊式典が行われた。そこでの話を聞いていると、昨晩の体験談を聞いていた時もそうだったが、戦争の悲劇というものを感じざるを得ない。
おがさわら丸を使った戦没者慰霊祭は年一回だが、内地から自衛隊機を使った墓参団が年十回程訪れるらしい。 式典後島内を周ったが昨日のスケジュールをこの日に回してきたので、昔の集落を訪れることはできなかった。全部で六班に別れ一班から四班は自衛隊のバスで、五班の中学生は自衛隊のトラックで、一般参加の六班は鹿島建設のバスで移動。六班は中学生の班と一緒に現地の自衛隊員の説明を聞きながら島内を周る。各地に残壕や大砲や遺留品があり初めて戦争というものが実感できたような気がした。一般参加の人間も観光気分などでは居られない。移動教室の中学生といえばうるさいのがあたりまえだが、今回ばかりは真剣に話に聞き入っていたようだ。一見綺麗に思われる風景もその後の歴史を思うと、”何も無くなってしまった悲しい風景”に見えてしまう。陸上戦が行われたのは沖縄だけだと思われがちだが、ここ硫黄島でも壮絶な戦闘があったことをもっと知るべきでしょう。
硫黄島クル-ズ(2003年10月19~20日)
今回、小笠原諸島返還35周年記念事業の一環として行われた、クル-ズに参加したT氏より、ツアーレポートと写真をいただきましたので、掲載いたします。(※写真については、T氏に著作権があります。)
2003年10月20日(月)
提供:T
南硫黄島
小笠原諸島返還35周年記念事業の一環として行われた、特別なクル-ズ。
海鳥をたくさん観察することが出来ました。
提供:T
硫黄島
天気が良く、綺麗な島を見ることが出来ました。
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