台風12号:小笠原諸島に最接近 暴風域入り

2010 年 9 月 24 日 カテゴリー: ニュース

気象庁によると、強い台風12号は24日午後5時40分現在、父島の西約70キロの海上にあり、時速約40キロで北北東に進んでいる。中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートルで、最大瞬間風速は55メートル。小笠原諸島は風速25メートル以上の暴風域に入っており、同庁は暴風と高波に対する厳重な警戒を呼びかけている。

 小笠原諸島では24日夜遅くにかけて、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。25日午後6時までの24時間に予想される雨量は120ミリ。土砂災害や低地の浸水、落雷や突風に注意が必要だ。

 25日には東日本や北日本の太平洋側で非常に強い風が吹く見込みで、海上は台風からのうねりで大しけとなる。26日には温帯低気圧に変わるが、さらに発達し暴風域が広がる見込みだ。

2010.09.24 毎日新聞

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