コハクチョウ 福島へ

2004 年 1 月 9 日 カテゴリー: blogsニュース

父島で保護のコハクチョウ、善意のリレーで福島へ

冬場にシベリア方面から本州に飛来する渡り鳥の
コハクチョウ1羽が、東京から約1000キロ南の
小笠原諸島の父島で昨年12月に保護され、
11日から12日にかけて海路と陸路約1300キロを
リレーして福島県鳥獣保護センター(同県大玉村)に
移送されることになった。東京都環境局が9日、発表した。

コハクチョウは昨年12月14日に保護。
小笠原諸島で見つかった例はなく群れからはぐれて
飛来したとみられている。

衰弱が激しく自力でえさを食べることも困難だったが、
現地の自然保護団体と都の鳥獣保護員の世話で元気を回復した。

暑さに弱いコハクチョウを小笠原で放すわけにはいかず、
生態に詳しい福島県鳥獣保護センターへの移送を都が計画。
海運会社と運送会社の無償協力を取り付け11日午後、
父島を出発、約30時間かけて運ぶ。

センターでは群れに復帰させるためのリハビリをして
3月には仲間とともにシベリアへ帰す予定という。
(共同通信)

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