新種カミキリムシ発見

2004 年 4 月 27 日 カテゴリー: blogsニュース

新種カミキリムシ 名古屋の研究家が発見

名古屋市の昆虫研究家が、東京都の小笠原諸島で採取した枯れ枝から
出てきた大型のカミキリムシが新種と分かり、鑑定した研究者が、
甲虫研究者でつくる日本鞘翅学会の5月末発行予定の
英文会誌「エリトラ」で発表する。
シロカミキリ属に分類され、体長は20・5ミリで、全体が明るい茶褐色。
上翅部分に白い筋状のラインが走っている。
鑑定した豊橋市自然史博物館(愛知県豊橋市)の
長谷川道明主任学芸員(41)は「これだけ美しい大型種の日本での発見は、
2001年に鹿児島県で見つかったオオスミヒゲナガカミキリ以来で、
大変珍しい」と話している。

採取したのは、名古屋市天白区の福富宏和さん(23)。
02年1月から2月にかけて小笠原諸島で行った昆虫の採集、
観察活動の際に、兄島から持ち帰った、幼虫が入っているとみられる
枯れ枝から、同年7月に成虫が出てきたという。

(共同通信より)

© Ogasawara Channel