森林保護域拡大へ

2006 年 2 月 15 日 カテゴリー: blogsニュース

小笠原の森林保護域拡大へ・林野庁、世界遺産めざす

林野庁は15日、小笠原諸島(東京都)の世界自然遺産の登録を
目指し、森林保護のため同諸島の国有林に設定されている
「森林生態系保護地域」を拡大する方針を決めた。

小笠原諸島の保護地域は現在、母島の503ヘクタールだけだが、
遺産登録に向け森林の管理、保護対策を強化するため
設定範囲を全面的に見直し、母島以外にも広げることにした。
3月に有識者による設定委員会を置き、8月をめどに
新たな地域案をまとめる。

同庁によると、30余りの島々が点在する小笠原諸島の森林面積は
計約7000ヘクタールで、うち国有林が約6200ヘクタールを占める。
豊かな動植物の生態系が残るが、外来種の樹木が、島固有の
樹木を駆逐する問題も起きている。

同諸島は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産の
候補地。環境省と林野庁が知床(北海道)に続く国内4カ所目の
登録を目指している。〔共同〕 (11:29)

日経新聞 2006年02月15日

関連リンク 小笠原諸島:世界遺産

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