硫黄島戦没者追悼式

2005 年 6 月 19 日 カテゴリー: blogsニュース

硫黄島:戦没者追悼式 首相「世界の恒久平和確立に貢献」

太平洋戦争の激戦地となった硫黄島で19日、
政府主催の戦没者追悼式が行われた。
小泉純一郎首相は現職首相として初めて同島を訪れ、
追悼式で「今後も戦争の教訓を風化させることなく、
世界の恒久平和確立に貢献する」とあいさつした。

戦後60年の節目にあたるため、今年の式典は
例年より大規模となり、首相のほか尾辻秀久厚生労働相、
大野功統防衛庁長官、遺族ら約100人が参列した。
遺族最高齢者の松村信子さん(86)は
「日本は世界平和に貢献しており、(戦没者が)見れば
安心してもらえると思う」と追悼の言葉を述べ、
参列者は首相を先頭に「戦没者の碑」に花をたむけた。

式の後、島内の慰霊碑を回り、ざんごうにも立ち寄った首相は、
記者団に「すさまじい苛烈(かれつ)な戦闘地だったんだなと
感じた。米国はもちろん、各国と、戦争をしないですむように、
対立より和解、戦争より平和がいいんだということを
今後とも示していかなきゃならない」と語った。【大貫智子】

毎日新聞 2005年6月19日 20時29分

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