自然ガイド同行義務付け
自然ガイド同行を義務付け 小笠原諸島、生態系保護で
2009年に小笠原諸島の世界自然遺産登録を目指し
林野庁は28日、同諸島の国有林に設定されている
「森林生態系保護地域」を来年4月から大幅に拡大し、
観光客らが域内に立ち入る際、国が認める
「自然ガイド」の同行を義務付ける方針を固めた。
小笠原諸島は、東京都心の南約1000キロに位置し、
500種を超す固有の動植物が生息するため
「東洋のガラパゴス」と呼ばれる。
生態系の保護対策強化は世界自然遺産登録に向けた
大きな課題で、林野庁は、東京都が一部の島で
実施している自然ガイドの同行義務付けを国有林の
広い範囲で導入するべきだと判断した。
(共同)
東京新聞 2006年05月28日 17時43分