高速船断念で空路整備へ
東京-小笠原に空路整備へ 高速船断念で振興方針変更
国土交通省は26日、燃料の高騰で超高速旅客船
テクノスーパーライナー(TSL)の就航を断念した
東京-小笠原諸島について、航空路を整備する方針を決めた。
同日開いた小笠原諸島振興開発審議会で、TSL就航を
前提にした振興開発基本方針を変更し、
「航空路について関係者間の円滑な合意形成を図る」との
文言を盛り込むことで合意した。5月の官報告示を受け、
東京都は年内をめどに具体的な計画を定める。
航空路には
(1)父島・洲崎地区に小型機用滑走路を整備する
(2)父島に水上飛行機の発着施設を造る
(3)硫黄島の防衛庁滑走路を共用化し小型ジェット機を就航、
硫黄島と父島をヘリコプターで結ぶ-などの案がある。
中国新聞 2006年04月26日