5/21 水産庁 小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業の結果を公表

2015 年 5 月 21 日 カテゴリー: ニュース

5/21に水産庁は、平成26年度小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業の結果を公表。


報道発表資料:平成27年5月21日 水産庁 「平成26年度小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業」の結果の公表について

「平成26年度小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業」の結果の公表について

平成27年5月21日

水産庁

「平成26年度小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業」の結果の公表について

水産庁は、平成26年の中国サンゴ船による違法操業を受け、平成27年3月に実施した、平成26年度小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業の結果を公表します。

1.概要

昨年、多数の中国サンゴ船が小笠原諸島周辺海域にて違法操業を行ったため、当該海域の宝石サンゴ資源の乱獲や、海底環境の荒廃が懸念されました。このため、水産庁では平成26年度補正予算により小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業を実施し、中国サンゴ船による違法操業が多数確認された地点を含む10地点において、遠隔操作無人探査機(ROV)を用い、宝石サンゴを中心とした生物の生息状況や海底環境の観察等を行いました。

2.調査実施者及び調査期間

調査実施者:宝石サンゴ緊急対策共同研究機関(独立行政法人水産総合研究センター(代表者)、立正大学、深田サルベージ建設株式会社)
調査期間:平成27年3月3日(火曜日)~3月23日(月曜日)

3.結果概要

(1)中国サンゴ船の違法操業によると思われる残存漁具や宝石サンゴの破損などを確認しました。
(2)違法操業の痕跡が見られた調査地点においても、宝石サンゴが生息していることを確認しました。
(3)違法操業が海底地形に大きな変化を与えた痕跡や、ゴーストフィッシング(残存漁具による生物捕獲)は確認されませんでした。


詳しくは、水産庁のホームページにてご確認ください。


小笠原諸島ニュース

© Ogasawara Channel