9/1 小笠原村 50年に1度の記録的な大雨 気象庁
9/1 気象庁は、台風15号の影響で小笠原村にて「50年に1度の記録的な大雨になっている」という情報を発表。
参考資料
気象警報・注意報(図表形式) : 小笠原村 気象庁予報部 平成29年9月1日05時22分
平成29年 台風第15号に関する情報 第60号 気象庁予報部 平成29年9月1日05時07分
台風15号 小笠原父島で50年に1度の大雨 厳重警戒を NHK 2017年9月1日 10時04分
小笠原諸島は8月30日の昼ごろから台風の暴風域に入り続けていて、父島では1日午前5時までの48時間に320ミリを超える雨が降り、気象庁は「50年に1度の記録的な大雨になっている」という情報を発表しました。小笠原村では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されています。
記録的短時間大雨情報とは
数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測(地上の雨量計による観測)したり、解析(気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析:解析雨量)したりしたときに、各地の気象台が発表します。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決めています。この情報は、大雨警報発表中に、現在の降雨がその地域にとって土砂災害や浸水害、中小河川の洪水害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量であることをお知らせするために発表するもので、大雨を観測した観測点名や市町村等を明記しています。
雨に関する各市町村の50年に一度の値一覧
小笠原諸島 小笠原村 338(R48) 153(R03) 204(SWI)
- 注1)略語の意味は右のとおり。R48:48時間降水量(mm)、R03:3時間降水量(mm)、SWI:土壌雨量指数(SoilWaterIndex)。
- 注2)「50年に一度の値」の欄の値は、各市町村にかかる5km格子の50年に一度の値の平均値をとったものである。
- 注3)R48、R03、SWIいずれについても、50年に一度の値は統計値であり、一の位の大小まで厳密に評価する意味は無い。
- 注4)特別警報は、府県程度の広がりで50年に一度の値となる現象を対象。個々の市町村で50年に一度の値となることのみで特別警報となるわけではないことに留意。
- 注5)特別警報の判定に用いるR03の値は、3時間降水量が150mm以上となった格子のみをカウント対象とする。