小笠原カントリーコード 「自然と共生するための10ヵ条」
小笠原エコツーリズム協議会による小笠原の自然環境保護のための法令・ルールをまとめた小冊子「小笠原ルールブック」(平成22年度版)には、小笠原カントリーコード 「自然と共生するための10ヵ条」が記されています。
小笠原に行く時には、ご覧になってみてください。
東京観光デジタルパンフレットギャラリーよりご覧いただけます。
・小笠原ルールブック(平成22年度版)より
自然と共生するための10ヵ条
- 1.貴重な小笠原を後世に引き継ぐ」
- 2.「ゴミは絶対に捨てずに、すべて持ち帰る」
- 3.「歩道をはずれて歩かない」
- 4.「動植物は採らない、持ち込まない、持ち帰らない」
- 5.「動植物に気配りしながらウォッチングを楽しむ」
- 6.「サンゴ礁等の特殊地形を壊さない」
- 7.「来島記念などの落書きをしない」
- 8.「全島キャンプ禁止となっているので、キャンプしない。」
- 9.「移動は、できるだけ自分のエネルギーを使う」
- 10.「水は大切にし、トイレなど公共施設はきれいに使う」
参考記事:2011年8月8日13時53分 読売新聞
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8月8日付 よみうり寸評
東京都小笠原村はホームページに「自然と共生するための10か条」を掲載し、世界遺産に登録された小笠原諸島の自然を守っていこう、と呼びかけている◆大切な約束事が並ぶ中で、観光客が改めて徹底したいのは〈動植物は採らない、持ち込まない、持ち帰らない〉という“条文”だ◆小笠原諸島には数多くの固有の動植物が生息している。貴重な固有種を採取、捕獲したり、持ち帰ったりしないのはもちろんだが、よそから動植物を持ち込むことも避けなくてはならない◆元々は小笠原諸島にいない外来種が増えると、固有種を脅かす。大繁殖した米国産のトカゲが、元からいる昆虫を食べてしまっているのが典型例だ◆お盆休みに世界遺産の島を訪れる人は下船時、服や荷物に虫などが付いていないかをチェックしたい。…